Portfolio

CONCEPT

調節池が近接した敷地条件から、池より吹く冷風を利用する。池の眺望を確保する。
という二つの方向で設計することを試みた。
渦巻き状に形どり、建築の中心を日射によって温め、外部から入り込む風との温度差をつけることによって
空気の流れをつくり換気する。
空気の吸引口と排出口に高低差をつくるため、高さを限界近くとった。
そして、そのときに生まれる空間を利用して、個室となる空間から観える風景を水辺という等価な物にした。

目に視える形で、空気の流れも把握できればいいと思っている。
環境をつくる住人の理解も容易に行えるようにしたい。
取扱説明書のいらない環境にやさしい住宅を目指したい。